SHOTAS-CHECK祝50回―才能と努力と精神力が噛み合い 肉体の限界を超えた京産大。 感動的な試合にあって、敗れた明大の真摯に戦う姿勢も光った。 | ラグビージャパン365

SHOTAS-CHECK祝50回―才能と努力と精神力が噛み合い 肉体の限界を超えた京産大。 感動的な試合にあって、敗れた明大の真摯に戦う姿勢も光った。

2016/12/13

解説●後藤翔太 構成●大友信彦


こんにちは、翔太です。

大学選手権が始まりました。
僕は12月11日の3回戦、明大と京産大の試合をJスポーツで解説させていただいたのですが……

現地で、そしてテレビでご覧になった方もたくさんいらっしゃると思いますが、本当に素晴らしい試合でしたね。僕も、試合の後は涙が出てきてしまいました。こういう試合に出会えることがある。これがラグビーの魅力であり、大学ラグビーの魅力なんだと思います。

 

とにかく心揺さぶる試合だった。京産大は勝つ要素をきちんと揃えてこの試合に臨んでいた

しかし、実を言うと、戦前、僕の予想ではここまでの好試合を期待していたわけではありませんでした。
京産大については、今季の開幕戦の同志社大戦を解説で生観戦していて、そのとき、前半は良い試合をしていたけれど、後半に失速してしまったイメージがあったのです。それに比べると、直近で見た早明戦の明大は、最後に競り負けたものの試合の最後まで走れていた。その印象でいうと、明大が有利なのかな、と考えていました。

ただ、試合前にいろいろな関係者に聞くと、誰もが「京産大はいいよ」と口を揃えるのです。これは、もしかしたら……そんな思いで解説席に座りました。

その結果が、ああいう試合でした。

試合を見ていた多くの方が感じたと思うのですが、とにかく心を揺さぶられるような試合でしたね。両チームの「想い」がダイレクトに伝わってくるような試合でした。ただ、冷静に振り返ると、京産大はそういうエモーショナルな部分だけではない、勝つ要素をきちんと揃えてこの試合に臨んだのだなということが分かりました。

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